2010-12-17 冬は寒いなりに気持ちがいい 家を出ると、雪が降っていた。 固い氷をアイスピックで砕いたような小粒の雪。 雪というか霰にちかい。 服にあたるとパラパラと小さな音。 冷たい空気に冷やされた手は 氷水にずっと手を浸けているような感覚だ。 3年前に登った九重 大船山。 ボウガツルでテントの中から顔を出し、見上げた星空の美しさには言葉を失った。 また、それ以上に素人なりに木くずを燃やして沸かしたお湯で割った焼酎の美味さ。 あの場所と空気で呑む酒はどんなに良い酒よりも特別だった。 雪、テント、大船の星空、黒霧島。。。 冬は寒いなりに気持ちがいい。